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July 2006

『西の善き魔女』総評?

BS組の為、今週の放送で終了となったこのアニメ。
最後に見終わったとき私の発した言葉は「はぁ?原作ラスト完全否定?」でした。
ええ、そうなんですよ真逆に近いんですよ・・・。

まあ、原作は本編で5冊、外伝が3冊とはっきり言って1クールでまともに終わらすのはまずムリな事だとはわかっていました・・・。わかっていましたとも・・・ええ。
でも、まさかオチ変えるとは思いませんでした・・・。
途中、状況説明や感情描写をばっさばっさと切捨てまくられても「まあ、1クールじゃ仕方ないか・・・」で済ましていました。
レアンドラが三流悪役みたいなセリフを発した際には、そのまま横に倒れたり、ただの小者だったリイズ候がヘルメス・トリスメギストスにまで出世したのを見て、乾いた笑いが止まらなかったりとかはしましたが。

正直、製作スタッフの方に訊きたいのは「この作品のどこが良いと思ってアニメ化したのか?」って事だったりします。
個人的に原作者である荻原さんの作品の魅力は、登場人物達の感情の動きや、挿絵いらずとも言える豊かな情景描写、ヒロイン達の強さとか、まあ他にも色々。
魅力の一つである感情描写は、ほとんど切り捨てられたワケですので、何と言いますかキャラクターの行動がいまひとつ唐突に感じてしまい、幾度となくテレビの前で「はぁ?」と言ってました。
最終話なんて、フィリエル自分の行動完全否定になってしまってるし~。だって、自分で大切な人を守りたいからその為の力が欲しいと王宮に乗り込んだ彼女が、その力はいらないと言い切ってますからねえ・・・。
別に、原作と同じ話でないと駄目だとは言いません。
原作のラストは、SF的な話になっているのですが、その辺りが完全に切り捨てられた事は仕方無いとは思ってます。説明だけで大分尺とっちゃいますし。
でも、やっぱりことごとく原作と逆ですと・・・ねぇ?

背景や音楽、声優さん達の演技等はとても良かったので、せめてもう少し脚本が良ければ・・・、いやせめて2クールであれば・・・。
作画はちょっと悪い回の方が目立っていたのが残念でした。個人的には、あの眼の中の星にかなり抵抗がありましたが。(笑)
もし、未放映地域の方で、原作ファンだからアニメのDVDの購入を考えている方がいらしたら、はっきり言ってオススメ出来ません。高い買い物ですし、お財布に余裕があるワケでは無いのならなおさら。
個人的には、原作付きの作品としてはかなり下の評価です。はい。

う~ん、久々の記事がこんな申し訳ない。

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